「病後児保育」に携わり、年間600人以上の子ども・保護者に対応
キディ石川町・横浜 園長 横山加代子さん(看護師)
4月よりキディ石川町・横浜の園長に就任された看護師の横山加代子さんにお話を伺いました。(取材時はキディ鵠沼・藤沢 看護師)
福島県出身。地元では総合病院で、内科・整形外科・外科・小児科・オペ室に勤務したそうです。その後、リウマチ専門病院の新規立ち上げスタッフとしてスカウトされ転職。
神奈川に住む現・ご主人さんと9年の遠距離恋愛を続けつつ仕事の責任感から引き延ばしていた結婚を、医院長先生の「加代ちゃん、自分の幸せを大事にして」という一言で決意し、結婚するために故郷を離れ、神奈川の伸こう福祉会にたどり着いたそうです。
最初の面接は、当時キディの園長もしていた髙田ます江現理事長。「採用です」の言葉も聞かないまま、あれよあれよと2008年5月から看護師としてキディ鵠沼・藤沢に出勤になったそうです。園では 「病後児保育」に携わり、年間600人以上の子ども・保護者に対応してきたそう。現在でも藤沢市内で「病後児保育」を実施している園はCーXを含めて4カ所と少なく、園内だけでなく、地域の子どもたちを見てきました。
「保育園の看護師は、ローソクの燭台だと思います。子どもと保育士さんの関係が大切で、看護師として、目立たずに常に影で力添えをしてきたつもりです」。
大切にしている言葉は、“すべては愛”。横山さんが尊敬する医師竹林貞吉先生に「看護師にとって一番大事なことは何でしょう?」と尋ねた時、病床の竹林先生が仰られたそうです。
そんな横山さんは、今年の4月から、キディ石川町の園長として新たな道を歩みます!
(『壁新聞 Vol.20』(2021年5月)「あなたの”よきもの”を教えて下さい」より)