「運送業界も介護や保育業界と同じく人手不足で、コロナ禍でも止められない仕事」 強い使命感で「社内便」を配達
左から熊谷 幸男(さちお)さん、大竹 永(ひさし)さん、仲 亮多さん、柳田 留美さん
左 澤口 沙織さん 右 加藤 奈々さん
今回はどこの施設にも笑顔で荷物を届けてくれる、「社内便」でお馴染みの梵天堂(株)のドライバーさんをフォーカス。リーダーの大竹さんからお話を伺いました。大竹さんはドライバー歴約30年、大型トラックの配送経験があるベテランドライバーです。「運送業界も介護や保育業界と同じく人手不足で、コロナ禍でも止められない仕事。運送会社の宿命です」梵天堂のドライバーは全員で20人で一都三県に配送しています。伸こう福祉会には左の写真の4人のドライバーさんが順番に回ってくれています。
梵天堂さんでは、ドライブレコーダーを活用し月ごとに車両運行データによる超過順位表を掲示して、安全意識の向上に留意しているそうです。きつかった経験は「東名が雪で通行止めになり、通常なら夜中に積んで朝に帰る道を迂回して走り続け800km。寝ずに次の仕事、車の故障も重なり、時速30kmで一般道を1300km走ったことがありました。あれはきつかったです」“荷主に迷惑を掛けない“という強い使命感が成せる技です。そんな経験から、「冬の東名高速で、長野から諏訪方面を見て、スキー場のナイター照明がきれいに見える時は雪の心配なし。〝もわっ〟と見える時は雪が降っている」と判断できるようになったそうです。
大竹さんのお話から、梵天堂さんの経営理念【「真心と匠」真摯な心で、優れた技術とサービスを提供し、日本一の真心と匠を届ける企業となる。】の思いが伝わってきました。
(『壁新聞 Vol.19』(2021年4月)「あなたの”よきもの”を教えて下さい」より)
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