壁新聞 Vol.11(2020年7月)【あなたの”よきもの”を教えて下さい】

キディ二子・川崎 保育士 吉田惠美子さん
恵美子さんの手作り玩具で園児たちも楽しく遊んでいます!

17年間、ご主人と一緒にコンビニを経営しながら四人のお子さんを育てあげた吉田惠美子さん。激務から一線を退き、自宅の近くで保育補助の仕事をされていたある日、「保育士の仕事と家庭の保育は違う」と聞き、「どこが違うのか」確かめたくなり、60歳を超えて保育士資格を取得されました。試験を決断したのは苦手なピアノが必須ではないと知ったからと笑います。

試験でも挑戦した、絵本や紙芝居等を使わず、保育士が自分の中に落とし込んだ物語を声だけで伝える「素話(すばなし)」に興味を持ち、東京子供図書館等で学び、今は月1回、キディ以外の近くの保育園でもボランティアをしているといいます。「子供がお話を追えるよう、ゆっくり間を取り、語りから創造できる物語を届けると、1歳~2歳児でもお話を聞けます」と吉田さん。そんな「素話」の魅力を優しい声で教えていただきました。

田邊園長から離乳食や子供の栄養について学び、「今思うと、自分の子育ては『育てた』じゃなく『育っちゃった』だったかも。やっぱり仕事と家庭の子育ては違いますね」と笑顔で話されます。

頑張り屋さんの惠美子さん。中学生のお孫さんとペアで試合をしたいと、週1回バドミントンを楽しまれているそうです。

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