前職は有名日本料理店の板前 給食に出す「鮭」や「ぶり」の「解体ショー」など、これまでの経験を存分に生かす
キディ百合丘・川崎 調理師 関口聖子さん
キディ百合丘・川崎 調理師の関口聖子さんにお話を伺いました。幼い頃から包丁を使いこなし(「危ないからダメ」と止めなかったお母さまに感謝!!)、高校生の時には調理師になると決めていたそうです。
前職は有名日本料理店の板前さん。板前の社会は男性優先で、板場に立つまでには女性という理由で後輩に追い抜かれることもあったそう。女性ならではの気付きを生かしたいと意気込み、時には喧嘩をすることも。「男まさりにしないとやっていけなかったところもありました」と話します。
育園は6年目。「初めは、板前時代と違うサイズ・硬さや、お酒を使わずに出す薄味の味付けに苦労しました」と話す関口さんですが、今では、給食に出す「鮭」や「ぶり」の「解体ショー」など、これまでの経験を存分に生かしているとのこと。「これはお魚の心臓よ」「鮭のおなかの中からいくらが! いくらは鮭の卵なんです」と説明すると、園児たちは「ギャー!」と言いながらも真剣な様子で見ているそうです。
他にも、夏には子どもたちと一緒にプランターで野菜を育て収穫や調理をしたり、まさに活きた食育を実践されています。日本料理店で学んだ繊細さは調理以外にも生かされ、正月の鏡餅・門松づくりなど、日本の伝統行事の飾りを身近な材料で器用に作るなど、多くの場面で活躍されています。
(『壁新聞 Vol.17』(2021年2月)「あなたの”よきもの”を教えて下さい」より)
お餅はA4サイズの巨大なお餅、鏡開きを園児と
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