クロスハートの廃食油がバイオディーゼルに!!?
サービス付き高齢者向け住宅クロスハート藤沢本町では、廃食油を(株)鈴木油脂さんに預け、リサイクルしていただいています。この油が実際にどう生まれ変わっているのか、同社の環境事業部工場長瀬
戸様と営業課飯沢様からお話を伺ってきました。
県内で唯一廃食油専用の処理工場を持ち環境マネジメントシステムISO14001は勿論、バイオディーゼル燃料を欧州に輸出するために必要な国際認証規格ISCCなども取得している鈴木油脂さん。このバイオディーゼルはANAのジェット機などにも使用されているもので、これが実は廃食油から製造されているんです。
廃食油は他にも、飼料や発電燃料など私たちの生活の身近な商品に生まれ変わっています。また、子供たちの環境教育のために廃食油を使ったろうそく作り教室や勉強会なども行っており、「神奈川から出る油は一滴も無駄にしない」ことを目指し学校や家庭への発信を続けています。油は捨てようとするとなかなか手間がかかるもの。
その手間が無くなるだけでなく新たな命を吹き込ませてくれている鈴木油脂さんに感謝をしつつ、伸こう福祉会でもこの取り組みが広がるように応援していきます。
昭和4 9 年設立の石田工場です。当時は空地が多い土地でしたが、近年は一般住宅が多くなり、伊勢原市の工業団地に移転の計画があります。
創業者の鈴木靖夫氏が作業工程の動線を確立、取り扱い量が増えている今も処理能力に問題はないそうです。神奈川の青い空、青い海を守り続けるとの信念は今も引き継がれています。
クッカー処理・濾過と複数の作業工程をへて工業製品の原料となります。飼育用・塗装用添加剤・ゴム、プラスチック、燃料用と様々な製品に活用されます。