日本で働く異国の皆さんに、改めて、「ありがとう」を。

「外国籍スタッフといえば伸こう福祉会さんですよね」。業界全体で人材不足が叫ばれる中、近年、まるで救世主のように外国籍の方々が注目を集めています。メディアからお声がけいただくのもこの件が最も多く、法人設立時から外国籍の方と一緒に働く私たちとしては「外国籍の方と働く点で工夫していることは?」と聞かれると、文化としては成り立っているものの仕組化できていないことも多く、逆に困ってしまいます。

伸こう福祉会には、2021年現在14ヶ国45名の外国籍の方が働いています。永住権を持つ方が最も多く、昨年度新たに特定技能実習生の受入れを始めました。写真のバクティさんはインドネシア出身。2018年に語学学校に通うため来日し、今年の1月から特別養護老人ホームで介護を始めました。「インドネシアは三世代で暮らすことが多く、自分も祖父母と一緒にいた。介護の仕事は初めてだけど、高齢の方と接することはとても楽しいです」と。

「観光」と違い、仕事をするとは「暮らし」をすること。異国の慣れない文化と言語にたくさんの努力をしながら日本で働く皆さんへ、尊敬と、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。

「バクティさん、日本人よりも覚えが早くって」と主任より。
2児のパパのバクティさん、コロナ禍で母国の奥様とお子さんに会えないのが辛いです、と。

本部スタッフのダニエルさんは、スウェーデン出身。
デザインの仕事に携わりながら、デイサービスや保育園で英語を教えています。

外国籍スタッフをサポートする部署が、インターナショナルクラブ(懇親会)や研修会を開催。
写真は、各々母国の料理を持ち寄ったポットラックパーティの様子。

(『moment Vol.18』(2021年5月)より)

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