S D G s 捨てる紙あれば拾う紙ありプロジェクト

法人の経営計画書の印刷をお願いしている1963年(昭和38年)創業のコジマ印刷株式会社の“月間コジマ頼り”が届き、思わず目に留まった「SDGs捨てる紙あれば拾う紙ありプロジェクト」、余り紙を使ってみませんか。

営業部の金子雅信氏にお話を伺ってきました。プロジェクトの発足は社長の小島明氏より「SDGsの取組として何かできないか?」から従業員全員で話し合い、廃棄されていた印刷工程で生じた余り紙を使いやすいサイズにカットして無料配布でとスタートしたそうです。CO2の発生源となる石油由来原料からバイオマス由来原料への移行で有機顔料を使用しない、ベジタブルオイルインキや地球温暖化防止では竹やサトウキビからできる特殊紙の説明もして頂きました。特殊紙は紙になるまでの加工工程が増え割高になってしまい一般的に普及するにはまだまだ時間がかかることを学びました。

コジマ印刷では「伝える」だけではなく、相手の心に「伝わる」ものづくりを目指し、環境に配慮した企業活動の取組を教えて頂き、これから私達にできることを探し出していきたいと改めて考え
ました。当法人内で“余り紙”の希望を募ったところ、多くの施設より応募があり、ご家族・利用者へのお知らせカード(A5用紙)をカットして送る手間がなくなり大変助かっています。頂いた紙が上質コート紙なので、ご利用者の日常の写真を印刷して送りたいとの声が届いています。蔓延防止発令で施設に面会にいらっしゃる機会が少ない今、頂いた余り紙が活躍しています。

「SDGs捨てる紙あれば拾う紙ありプロジェクト」、余り紙を使ってみませんか。思わす目を引く、
プロジェクト名。デザイン・編集の発想力、表現力の優秀性を感じました。多くのお客様からの問い合わせもあり、喜ばれているそうです。

印刷サイズに合わせて大きな用紙に付け合わせをすると、余白部分ができてしまうことがあります。
その余白部分を以前は廃棄していたそうです。今までは余白部分の紙を使いやすいサイズに断裁してお客様にお渡しすることで、大変喜ばれています。

印刷業務フロー:入稿・組版・校正・修正・刷版・印刷・製本・納品となります。
印刷機は(写真)青緑(シアン)・赤紫(マゼンタ)・黄(イエロー)の「色の三原色」とブラックの色を順番に印刷をかけていきます。

前の記事へ 次の記事へ