買い物を便利に。クロスハート栄・横浜を拠点とした移動販売。
特別養護老人ホーム クロスハート栄·横浜がある湘南ハイツ自治会は、最寄駅まで遠く、スーパーやコンビニ、飲食店がほとんどありません。また、高低差が多い地形に加えて住民の高齢化が進んでおり、買い物の困難さが地域の課題となっています。
クロスハート栄·横浜では、スタッフの利便性を考え施設内での移動販売業者を探していました。同じく買い物困難の課題を抱える上郷ネオポリス地区に2019年にオープンしたコミュニティ施設「野七里テラス」にあるローソン上郷野七里テラス店さんが地域への移動販売の取り組みを行っており、スタッフだけでなく近隣住民の買い物の場にもなってほしいと、毎週火曜日の11時半から昼過ぎまで、クロスハートを拠点とした移動販売が開始されました。
現在は、栄区社会福祉協議会さんや社会福祉法人訪問の家さんなどにも協力の輪が広がり、手作りパンの販売や防災の呼びかけの場としても活用してもらっています。SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」。高齢者施設が社会資源となり、まちづくりの一助になればこんなに嬉しいことはありません。
パンやお弁当、冷凍食品やお菓子などの他、野菜類や日用品なども販売されています。
クロスハートのスタッフは、みたらし団子をいつも購入。
地元野菜の取り揃えが豊富です。バスの本数が年々少なくなり、
車を持たない方は、スーパーのコミュニティバスを利用するか徒歩で坂道を下っていました。
移動販売をしてくれているのはローソン上郷野七里テラス店さん。
実店舗だけでなく、移動販売車で近隣の買い物困難地域も回ってくれています。
(『moment Vol.14』(2021年1月)より)